Zassenhaus(ザッセンハウス)
ドイツの老舗ミルメーカー「Zassenhaus(ザッセンハウス)」。 切れ味の良さと美しいデザイン。 ザッセンハウスは、眺めても使っても楽しめるコーヒーミルです。
ザッセンハウス 154SM購入レビュー
ドイツの老舗ミルメーカー「ザッセンハウス」のアンティークなデザインが魅力の手動式コーヒーミル、「154SM」の購入レビューです。
Zassenhaus 154SM
サイズ:幅115×奥行115×高さ195mm
重量:740g
容量:ホッパー50g、引出し40g
本体:ダーク系の木目色
フタ:つや消しゴールド仕上げ
プレート:なし(Kaffeeロゴ)
目次
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使ってみた「Zassenhaus Guatemala」
猫も興味津々なデザイン性に優れたキューブ型コーヒーミル「ザッセンハウス グアテマラ」。 ボールベアリングが2箇所組み込まれるなど、 なかなかの力作で、 欠点はあるものの長所もいっぱい。 ▼ブログを読む
使ってみた「Zassenhaus Guatemala」
猫も興味津々なデザイン性に優れた手動式コーヒーミル「ザッセンハウス グアテマラ」。
なかなかの力作で、
欠点はあるものの長所もいっぱい。
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ザッセンハウスとの出会い
挽いてあるコーヒー粉と豆との違い。それは香りです。コーヒー豆は挽いて空気に触れた瞬間から鮮度が落ちていきます。 そこで必要なのが豆を挽くコーヒーミル。
手挽きミルは、実際挽いてみると意外に力が必要なことに気づきます。しっかり押さえていないとうまく挽けないんですね。 始めの頃は挽くのが楽しかったのですが、何度もハンドルをぐるぐる回さないといけないので、毎日使うには少々疲れてきた時です。
使っていたミルにはフタがなかったため、挽いている最中、時々豆が飛び出すのも不満ではありました。
そこで電動ミル(ブリエル)を購入したわけですが、便利な半面、しばらく経つとまたあの感触が懐かしくなってきました。 そんな時ふと浮かんだのが、切れ味の良さに定評があり、初めてコーヒーミルを買うときからずっと気になっていたドイツの「ザッセンハウス」だったのです。
154SMをセレクト
豆が飛び出すのを防ぐには、フタ付きが必須。木目のアンティークな手回しタイプが欲しかったので、候補は、151、154、156、169辺り。169はやや高価な上、デザイン的な好みから言えば、151や154。156は箱型のニーミルと言われるタイプで魅力的ではありましたが、一つを選ぶとなると冒険です。
最終的にドーム型の蓋が気に入って154に決定。 値段が安かったこともあり、焦げ茶色の「ザッセンハウス154SM」を購入することになりました。
ラッキーコーヒーマシン扱い
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箱はシールが貼られただけの簡素なもの
送られて来た箱のシールには 「ツァッセンハウス コーヒーミル 154SM」と書かれた文字。 輸入販売元は、ラッキーコーヒーマシン。ちなみにマホガニーの154MAは、メリタジャパン扱いでした。
アンティークなデザインと質感
ザッセンハウス154SMは、 ダークな木目とつや消し仕上げのゴールドのコントラストが美しく、 黒ハンドルが全体を引き締めており、アンティークなデザインや質感にも納得。 手にして感じるのは、木の角がR処理されていたり、突起が丸く仕上げられており、使い手に優しく出来ていること。
落ち着いたヘアライン仕上げ
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手作り感を感じる蓋の金属部分。2枚の金属片の間に蓋を挟み込むようにして固定。
154シリーズの特徴であるドーム型の蓋。 指紋が目立ちにくく、落ち着いたヘアライン仕上げが好ましいゴールド色。合わせ目もズレがなくピッタリ。 ふたは、金具できちんと閉まり、挽いている最中に開く心配がありません。
豆を入れる広い開口部
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蓋の突起部分のつまみを手前に引くと蓋がオープン。
オープンタイプのミルで困るのが、挽いていて豆がしばしば飛び出すこと。154ならドーム状のふたがついているのでその心配がありません。 開け閉めに多少気を使いますが、151より開口部は広め。デザイン的にも大きな魅力の一つです。ホッパー容量は50g。
引き出し式の粉受け
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粉受け容量は40g
挽いた豆を取り出すには、引出しを外します。ガタがないように板バネのような金具がミル内側につけられており、開閉はスムーズ。傾けた際の落下も防止。 粉受け容量は40g。
粒度調整用ナット
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ナットを左に回す:細かくなる
ナットを右に回す:粗くなる
粗さはハンドルの下の調整用ナットで調節。左に回すと細かくなり、右に回すと粗く挽けます。 ハンドルを取り外したり面倒な作業がいらず、ナットを回すだけで、細挽きから粗挽きまで簡単に調節が可能。
ただ、ベストポジションがわからなくなるのが、難点といえば難点?
硬質特殊鋼のコニカル刃
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硬質特殊鋼を使ったザッセンハウス154SMの刃
154SMのミル部分には、硬質特殊鋼を使用。 コニカル(円錐)形状をしており、刃の先端が鋭く、挽いた時の感触が明らかに普通のミルと違います。 ガリガリ・ゴリゴリうすで潰して挽くというより、豆に食い込みながらザクザク切れる感じがするんです。これは今まで使った手挽きミルにはない手応えでした。
豆をしっかり噛む分、挽き始めこそハンドルが少し重くなるんですが、しばらくするとサクサク軽快な挽き心地。今まで何度もハンドルを回していたのに、ザッセンハウスだと回す回数が少なくて済みます。
ミルカバー付き
購入した ザッセンハウス154SMには、豆を挽いて粉受けに落ちる際、周囲に散らばらないようミル刃にカバー付き。ただ汚れが溜まりやすいので、時々歯ブラシなどでお手入れするとベター。
ザッセンハウス154SMとBU
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ザッセンハウス154のバリエーションは何種類かありまして、白木ボディの154BUもその一台。
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154SM同様、Kaffeeの文字がプリントされており、フタは黒。
ザッセンハウス154のバリエーションは何種類かありまして、白木ボディの154BUもその一台。 Kaffeeの文字がプリントされており、フタは黒。
ザッセンハウスロゴや154のモデルナンバーが刻印されたザッセンハウスの底部分。
ザッセンハウスとプジョー
大きさ的には同じくらいの154SMとプジョー ノスタルジー。 手応えのある切れ味鋭い刃でサクサク手早く挽けるザッセンハウスに対し、 最初から最後までハンドルが軽く、一定のリズムでカリカリひたすらハンドルを回すプジョー。
デザイン性と実用性が両立
初めにザッセンハウスに惹かれたのは、その美しいデザインでしたが、実際使ってみると使いやすくてなかなかいいものでした。
そもそも何故、手挽きミルを使うかといえば、自分の手でじっくり豆を挽き、コーヒーを入れる・・・ そのゆったりした時間が楽しかったりするわけです。
毎日使うには少しでも楽な方が長続きします。コーヒーメーカーでたくさん入れるなら電動ミルに限りますが、1~2杯分をドリップして楽しむには手挽きミルもいいものです。
手動式コーヒーミルは、いろいろ使いましたが、切れ味が良くて挽いていて楽しいと思えるのは、ザッセンハウスが一番でした。
その後、151や156、169、175Mも手に入れ、やがてはヴィンテージミルにも興味がわき、コレクションの泥沼に嵌っていくのでありました。。。
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