KONO(コーノ)
創業1925年。コーヒーサイフォンのパイオニア「珈琲サイフォン株式会社」。ネルの長所とペーパーの簡便さを兼ね備えた独自の「名門円錐フィルター」でも有名な老舗コーヒー器具メーカーです。
コーノ 円錐フィルターの特徴
コーノ式名門フィルター
1973年にフィルターの形状や角度、リブの長さなど様々な改良を加えて完成した「コーノ名門円錐フィルター」。ネルの長所とペーパーの簡便さを兼ね備えた円錐形ドリッパーです。
リブを短くしペーパー上部を張り付かせることで、雑味を含む泡(アク)を落とさずお湯の横モレを防止し、抽出スピードをコントロール。 抽出液を一点に集中させ、雑味の少ないクリアな味わいのコーヒーが楽しめます。
コーノ式は一般のドリッパーに比べ穴が大きく、お湯の注ぎ方で味わいをコントロールできます。
コーノ独自の円錐形
リブを短くし雑味の多い泡を落とさないコーノ独自の工夫。 お湯を中心に注ぐと、粉の周囲に均一に広がり徐々に浸透する円錐形。ムラのないスムーズな抽出が可能。
お湯を注ぐとドリッパー上部はペーパーが張り付き、抽出液が自然にセンターに集中。 横モレを防ぐ構造のコーノ式円錐フィルター。
コーノ式は 一般のドリッパーに比べ穴が大きく、お湯の注ぎ方で味わいをコントロールできます。 ちなみにコーノでは、ドリッパーのことを「フィルター」と呼ぶので、円錐フィルターとは、円錐ドリッパーのことを指します。
ドリッパーの種類
コーノ式円錐フィルターは、 コーヒー抽出に慣れたプロ仕様の「名門フィルター」と初心者でも扱いやすい「ドリップ名人」の2タイプ。 近年、2010年MDN型、2015年MDK型と改良が重ねられ、その差が少なくなってきました。 MDKではかなりリブが短く、ゆっくりした抽出になっています。
リブが長い・・・抽出スピードが早い・自分で注ぎ方をコントロールできる人向け
リブが短い・・・抽出スピードがゆっくり・慣れない初心者でも扱いやすい
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コーノ名門フィルター2人用 MD-21
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1973年発売の MD-21。 リブが中間くらいまである初期型。ポットの扱いに慣れた方向け。
コーノ名門フィルター2人用 MD-21
1973年発売の MD-21。 リブが中間くらいまである初期型。ポットの扱いに慣れた方向け。
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コーノ名門フィルター2人用 MDN-21
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2010年発売の MDN-21。 リブが短く、抽出口も狭くなり、従来よりゆっくり目で濃い目に抽出。
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抽出口の周りがワイドになり、サーバーに乗せる際の安定感もアップ。
コーノ名門フィルター2人用 MDN-21
2010年発売の MDN-21。 リブが短く、抽出口も狭くなり、従来よりゆっくり目で濃い目に抽出。
抽出口の周りがワイドになり、サーバーに乗せる際の安定感もアップ。紙箱のパッケージ(MD-21表記)。
プラ製のパッケージに入った コーノ名門フィルター MDK-21とMDN-21(右)。 リブの長さ高さ、抽出口の大きさが変わりました。
コーノ名門フィルター
1973年に発売した円錐フィルター「名門シリーズ」。
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名門フィルター MD-21
自分で抽出をコントロールする自由度が高い設計のプロ仕様「名門フィルター2人用」。 -
リブが長くお湯の注ぎ方で味の調節がしやすい初期型ドリッパー。材質はしっかりした作りのアクリル樹脂製。
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現在は、CLASSICのロゴ入りに変更。
名門フィルター MD-21
▼詳細ページ
自分で抽出をコントロールする自由度が高い設計のプロ仕様「名門フィルター2人用」。
リブが長くお湯の注ぎ方で味の調節がしやすい初期型ドリッパー。材質はしっかりした作りのアクリル樹脂製。
現在は、CLASSICのロゴ入りに変更。
名門フィルター MDN-21
▼詳細ページ
創業85周年の2010年発売。「MD-21」の改良型でリブが短く、抽出口も狭くし抽出効率を上げたモデル。
従来に比べ抽出が遅くなり、初心者でも安定した抽出がしやすい設計に変更。 アクリル製。
名門フィルター MDK-21
▼詳細ページ
創業90周年の2015年発売。従来よりリブをさらに短く、抽出口を狭くし抽出効率をアップした改良型で、一杯取りにも最適。
お湯のホールドがよくなり、手軽にしっかりした味わいが出る一般向けモデル。PCT樹脂製。
ドイツ花文字を使ったこだわりのロゴデザイン。
コーノ ドリップ名人
1985年に発売した円錐ドリッパー。プロ仕様「名門」を家庭用に改良。軽くて扱いやすく、ペーパーフィルターと計量カップもセットのお買い得品。
ドリップ名人 TF-20
▼詳細ページ
プロ仕様「名門フィルター」を家庭用に改良。使いやすさを考えリブを名門より短く、取っ手もワイドに変更。
ペーパーと計量カップもセットでお得な一般向け。ロゴはKONOのみ。軽量なAS樹脂製。2人用。
※生産終了品
ドリップ名人 TF-40
▼詳細ページ
プロ仕様「名門フィルター」を家庭用に改良。使いやすさを考えリブを名門より短く、取っ手もワイドに変更。
ペーパーと計量カップもセットでお得な一般向け。軽量なAS樹脂製。4人用。
※生産終了品
MDNとMDKの違い
コーノ名門フィルター 2人用 MDN-21LGと限定モデル MDK-21EG
リブの長さや高さが変更された限定モデル MDK-21。抽出スピードが少し遅くなり、お湯が長く留まることで1杯でもおいしく入れられるフィルター。
抽出口の大きさや形状も変更された限定MDKモデル。
コーノ式のコーヒーの入れ方
タカヒロ 雫 0.9L
金属加工で有名な新潟県燕市産の日本製業務用ドリップポット。 丈夫なオールステンレス製で、一定量の細いお湯が安定して注ぎやすい細口パイプを採用した注ぎ口。
従来品より注ぎ口をさらに細くし、点滴で落とすことも苦にならない究極のドリップポット。
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コーノ計量カップ
コーヒー粉すりきり一杯約12g計れる コーノ計量カップ。内側ラインは約8g。ちなみに「名門」フィルターには、計量カップは付属していません。
コーノ計量カップ
コーヒー粉すりきり一杯約12g計れる
コーノ計量カップ。内側ラインは約8g。
ちなみに「名門」フィルターには、計量カップは付属していません。
- YouTube動画:
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- コーノ式 2人用のコーヒーの淹れかた
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管理人愛用の「Mr.Coffee マグカップウォーマー」。
- ・粉を入れたらドリッパーを軽く叩いて平らにしておく
- ・始めはゆっくり、粉の中心に一滴ずつポタポタ落とすイメージ
- ・最初の一滴が落ちたら、注ぐ範囲を500円玉位に広げポタポタ注いでいく
- ・1/3位抽出できたら、お湯を少し増やして円を描くように注ぐ
- ・2/3位抽出できたら、お湯の量を増やしアクを浮かすように上まで注ぐ
- ・杯数分に達したら、アクが落ちないうちにドリッパーを外します
同じコーノでもドリッパーの種類によってリブの長さや抽出口の大きさが違い、出来上がりのコーヒーの味も変わります。 1杯の時は粉を多めにした方が失敗は少ないです。
コーヒー関連本
コーヒーの淹れ方を写真入りで丁寧にガイド。 家でも、お店でも役立つ!バリスタチャンピオンが教える、コーヒーの淹れ方、楽しみ方。
円錐ドリッパーの元祖「コーノ式」を使ったおいしいコーヒーの淹れ方を紹介するガイド本。 コーノ式珈琲塾認定コーヒーアドバイザー取得の店主がアドバイス。
「スターバックス」やコーノ式円錐フィルターの「珈琲サイフォン」から伝授された、おいしいコーヒーの淹れ方やアレンジコーヒーの作り方を紹介。
女性目線で取り上げた「コーヒーのある暮らし」。道具選び、コーヒーの入れ方、焙煎、アレンジレシピ、カフェ巡り,etc... 気軽に雑誌感覚で読める「コーヒーガイドブック」。
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みんなのコーヒーブック2 - 好評第2弾。 珍しいコーヒーミルコレクションや カフェに学ぶ カリタ式、コーノ式、サイフォン、プレスなどコーヒーの入れ方も写真で紹介。 →ブログ
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