ナイスカットミルのお手入れ

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ナイスカットミルのお手入れ

分解・メンテナンス

コーヒーミルを長期間使っていると、ミル内部には古い豆のかけらや微粉がビッシリ・・・なんてことも珍しくありません。

酸化した粉がたまってくると、せっかくのコーヒーの香りや風味を損なってしまうのでおいしいコーヒーを毎回飲むためには、定期的なお手入れは欠かせません。

ナイスカットミル・シルバー購入以来既に2年以上が経過。ブロワーブラシで時々簡単に掃除はしているものの、本格的なメンテナンスは未だなし。。。

刃の状態を見るちょうどいい機会でもあり、今回初めて分解掃除にチャレンジ。ナイスカットミルは構造がシンプルで、初心者でもメンテナンスしやすいのが特徴。

ナイスカットミルの粗さ調整ダイヤル。両サイドに見える回転カッター部分を固定している 2本のセットネジを外します（中央のネジはダイヤル調整の時用）。

ナイスカットミルのお手入れには、このセットネジ2本を外すだけでよいのです。

セットネジの溝に硬貨を差し込んで左に回すとネジが緩みます。10円玉では固くて回しにくかったため、500円玉を使用したところ無理なく回せました。

ミル本体から軸受けを外すと、挽いたコーヒー豆の微粉がチラホラ。これはまだ序の口。

粗さ調整ダイヤルのついた軸受けを外すと、回転カッターが見えます。軸受けとカッター刃の隙間にもこぼれた微粉が結構たまっていますね。

ナイスカットミルの回転カッター。

刃の溝には微粉がたまり、軸の根元には残ったコーヒー豆の粒も。。。軸先端にはスプリングが入っているため、無くさないようにご注意。

ちなみに替え刃に交換するには、この回転カッターと下の写真に見える固定カッターに取り付けてある 2本のプラスネジを外せば簡単に交換できます。 2枚セット（KH-100B1）で売られてます。

ナイスカットミル本体側の固定カッター。

しばらくお手入れしていなかったミル内部には、コーヒー豆の欠片やらコーヒー粉、刃の溝には微粉がいっぱい。たまにブロワーで掃除していても、粉や欠片が結構たまってるものですね。

ミル掃除に用意したお手入れ用品。いつも使っているカメラレンズ用のハクバ・ブロワーブラシ。手挽きミルの掃除にも毎回大活躍。そして歯ブラシ、爪楊枝。後は細長い筆でもあればOKでしょう。

奥に見えるのはドイツのレデッカー社の家具ブラシ。木製の豚毛ブラシで、細かい所のホコリやゴミを掃きだすのに使うもの。固定カッターの奥を掃除するのに使ってみたところ、結構使えました。

ミルのお掃除が終わったら、回転カッターを本体に再び取り付け。

元に戻すとき、回転カッター軸先端の凹みの方向を本体側の凹みと合わせて差し込むのがポイント。軽く回すと、固定カッターに当たる感触でわかります。

すっかりキレイになったナイスカットミルのカッター刃。ドライバーなどの専用工具も必要なく、初めてでも簡単に分解掃除できました。

使い勝手も然る事ながら、メンテナンス性もすこぶるよいナイスカットミル。さすが定評あるロングセラー。

赤い▼マークが上に来るように軸受けを取り付けて、再びセットネジを固定すれば作業完了。

ナイスカットミルはスペアパーツも用意されており、カッター刃が消耗したら、替え刃に交換すれば末永く愛用できるのもうれしいところ。万一、ホッパーが割れたりしてもスペアパーツがあるから安心ですね。

コーヒー好きなご家庭に一家に一台、ハンドドリップにもコーヒーメーカーにも大活躍間違いなし！

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